内蔵を健康な状態にすると基礎代謝が上がり、ダイエットしやすくなります。

基礎代謝とは

基礎代謝とは日常生活の中で消費するエネルギーのことで、主にカロリー量で算出されます。
実際に基礎代謝をカロリー量で数値化するのには高度な検査が必要ですが、太りにくい人は基礎代謝が多い、逆に食べなくても太る人は基礎代謝が低いと判断する捉え方が一般的です。

 

基礎代謝が高い女性

 

ダイエットに取り組んだ経験がある方なら「基礎代謝を上げることが大切」、「基礎代謝が上がると食事制限や運動をしなくても痩せられる」といった話を聞いたことがあるでしょう。

 

筋肉が付けば基礎代謝も上がるという話は有名ですが、基礎代謝の中で筋肉が与える影響は22%しかありません。
基礎代謝を上げるには内臓や脳の働きが重要になることを覚えておきましょう。

 

基礎代謝の内訳

厚生労働省が運営する生活習慣病予防のための健康情報サイト「e-ヘルスネット」によると、20代成人男性(参照体重63.2kg)の基礎代謝基準値は1,520cal。20代女性(参照体重50kg)は1,120kgです。

 

そして「ヒトの臓器・組織における安静時代謝量」として、体重70kg・基礎代謝量1,700calの場合における臓器・組織別代謝量割合を次のように公表しています。

 

全身 1,700cal / 100%
骨格筋 370cal / 22%
脂肪組織 70cal / 4%
肝臓 360cal / 21%
340cal / 20%
心臓 145cal / 9%
腎臓 137cal / 8%
その他 277cal / 16%

 

 

このように、骨格筋が占める割合は22%で、肝臓・心臓・腎臓による内臓系がもっとも比率の高い36%。脳も20%の影響を与えています。

 

骨格筋は骨を動かすための筋肉で、主に筋トレなどの運動をして付く筋肉のことです。

 

筋トレなどの運動は一定の効果がありますが、人によっては内臓の状態を整えた方が大きなダイエット効果を実感できる場合があります。
お酒を飲み過ぎていつも内臓の調子が悪い方などは、内臓を健康な状態にする取り組みを優先してください。

 

脳による基礎代謝の割合も高く、適度に色々なことを考えて脳を刺激することと、過度な負荷やストレスを与えずに適切な休息を与えることが大切です。

 

運動不足の人が適量の運動をした場合、内臓の状態がよくなってストレス解消にも繋がるため、骨格筋への直接的な影響と内臓や脳に対する間接的な影響で基礎代謝が大幅にアップできるケースがあります。

 

適度な運動で基礎代謝UP

 

逆に無理な運動をして骨格筋だけを高めることができても、睡眠不足や過労、ストレスなどの悪影響から脳や内臓の基礎代謝が落ちて逆効果になるケースがあるので注意しましょう。

 

状態の見極めが重要

基礎代謝を意識したダイエットをする際は、筋肉だけではなく脳や肝臓・腎臓でカロリーを消費する割合が高いということを覚えておきましょう。

 

10代や20代前半など若くて健康的だけど太っている方は、骨格筋を増やして代謝アップを狙うダイエット法が無難です。

 

年齢とともに運動不足になってダイエット目的の運動を始める方が多いですが、年齢とともに代謝が落ちて太りやすくなっているのは筋肉より内臓や脳の影響が大きいかもしれません。

 

身体の若返りを狙って運動するのは良いことですが、疲労やストレスなどのバランスを見ながら行うようにしてください。